<クローズアップ> グランフロント大阪の成功で加速する「うめきた再開発」(1)

 大阪駅前の北側に位置する「うめきた」再開発地域で建設が進められていた「グランフロント大阪」が4月26日にオープンした。開業後の6日午後9時までに来場者数は366万人となり、この数年の大型再開発案件では異例の好発進となったことから、今後の大阪周辺の再開発にも好影響をもたらしそうだ。

 「グランフロント大阪」は大阪市北区大深町の再開発エリア「うめきた」における先行開発区域として開発が進められていたもので衣料や雑貨、飲食店など266店の商業施設に加えてオフィスやホテル、住宅(マンション)などが入る4棟の高層ビルで構成、百貨店以外の複合商業施設としては日本最大級の規模を誇る。

 既に大阪駅の南側では、阪急阪神ホールディングス<9042.T>が昨年11月21日に阪急百貨店の旗艦店である「阪急うめだ本店」をグランドオープン、西日本最大級の規模が話題を集めている。「うめきた」に関しては、家電量販の「ヨドバシカメラ」などの大型店がメーンで、今後人の流れが北側に向かうかどうか関心が集まっていた。今回、「グランフロント大阪」が好発進となったことで、隣接するJR貨物の梅田駅跡地での2期開発への期待も急速に高まることになろう。

 今回、「グランフロント大阪」で大きな関心を集めているのが、「ナレッジキャピタル」を設置していることだ。「感性」と「技術」の融合により新たな価値を創造する複合施設との位置付けで、様々な企業が最先端の技術や研究成果などを実際の店舗などで表現しており、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学では「近大マグロ」を提供する直営店をオープンし連日多くの顧客を集めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)