<クローズアップ> グランフロント大阪の成功で加速する「うめきた再開発」(2)

 さらに大衆目薬トップのロート製薬<4527.OS>はレストラン「旬穀旬菜」、都会型野菜農園、リラクセーションサロンの複合施設「スマートキャンプ(うめきた)」をオープンした。自社の福利厚生施設を発展させたもので食と美と健康のパワースポットをテーマに健康全面に押し出した商品構成で話題を集めている。

 この他、「ナレッジキャピタル」ではアシックス<7936.T>がランニング能力をさまざまな器具を用いて測定、科学的分析を行なう「アシックスストア大阪」をオープンさせるなど多数の大手企業が参加している。これに隣接する居住ゾーンの「グランフロント大阪オーナーズタワー」も阪急阪神ホールディングスの阪急電鉄や三菱地所<8802.T>、オリックス<8591.T>のオリックス不動産と共同で分譲し完売となっている。

 先行開発地域の成功により、今後本格化するJR貨物の梅田駅跡地での2期開発の動向にも関心が集まるが、2期開発と同時並行で構想が進んでいる鉄道の新設計画も注視したい。

 現状ではJR西日本<9021.T>のおおさか東線を新大阪から延伸し「うめきた」新駅を設置、その先を関西国際空港まで接続する計画に維新の会代表でもある橋下徹大阪市長が意欲を見せている。関空から「うめきた」までの鉄道網が整備され、「ナレッジキャピタル」実績で関西企業がまとまればカジノを含む大型リゾート施設の大阪誘致も現実を増してくる可能性もある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)