<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

 ドル円相場が約4年1カ月ぶりに100円を突破し、再び円安の流れが強まってきた。テクニカル的にも重要なフシ目を上回ってきたことは、高値警戒感が台頭していた株式相場にとっても大きな支援材料になりそうだ。

 ここにきて米国の雇用回復やECBの利下げなど世界的にマーケット環境が好転してきたことは要注目であろう。日銀の異次元金融緩和策だけでも相当なインパクトだが、それに加えて欧米の非伝統的超緩和策が乗っていくという未曽有の流動性相場が進行している。

 3月期の決算発表がピークを迎えたが、会社発表の今期見通しに関しては全般に実態より慎重な数字になっているとみている。輸出企業の為替想定レートからの上乗せ分だけではなく、消費関連などの内需株も今後のアベノミクスによる景気回復で上方修正が期待出来そうだ。

 一部バイオ関連銘柄などは波乱の動きで注意が必要だが、全体としてはむしろ投資環境や業績期待に比べ出遅れている銘柄も多い。歴史的な上昇相場に遭遇しているという認識が必要であろう。日経平均は当面1万6000円台の目標を想定している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)