午後:債券サマリー 先物は大幅安、為替の円安進行に警戒感高まる

 10日の債券市場では、先物中心限月6月限は大幅安となった。為替は1ドル=101円台に乗せる急激な円安が進行し、先物市場は急落した。
先物市場は朝方は144円45銭でスタートしたが、その後、後場にかけ一時、売買を停止するサーキットブレーカーも発動される急落となった。現物債市場では、10年債は一時、0.700%と2月25日以来、2カ月半ぶりの安値をつけた。朝方発表された財務省統計では、生保など機関投資家の外国債投資が活発化していることが判明。国内債を売り、外国債を買うスタンスが鮮明となったことも、警戒感を呼んだ。日銀の異次元緩和以降、落ち着きつつあった債券市場が再度、波乱展開となるかが注目されている。
 この日の先物6月限は144円45銭で始まり、高値は144円45銭、安値は143円43銭、終値は前日比1円2銭安の143円70銭。出来高は5兆4008億円に膨らんだ。10年債の利回りは同0.090%上昇の0.680%、20年債は同0.060%上昇の1.565%、30年債は同0.040%上昇の1.700%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)