<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 外国為替市場で1ドル=100円を突破した意義は大きい。今後は105円までの円安が視野に入り、中期的には110円を目指す展開となりそうだ。日経平均株価は、今週中にも1万5000円の大台に乗せる可能性もある。

 一方では前週1週間で日経平均株価が913円と短期急騰をみせただけに、当然ながら過熱感が高水準に達している。決算発表もほぼ終了するだけに、株式市場は達成感と材料出尽くし感から、短期的なスピード調整となる可能性も否定できない。ただ、市場関係者の見方は、〝深押しは無い〟という点では一致しているようだ。

 物色対象の業種としては、自動車など円安メリット関連をはじめ、消費関連、調整十分の不動産、金融セクターにも注目。個別銘柄では、14年3月期の経常利益で75%の大幅増益を見込むニコン<7731.T>、海外市場を中心にスマートフォンやタブレットPC向け部品の好調が予想される日本航空電子工業<6807.T>、高付加価値のLED(発光ダイオード)ヘッドランプの採用拡大に加え、円安も寄与するスタンレー電気<6923.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)