日米金利差がカギを握る。米4月小売売上高に注目

ここまでの相場展開:一時2008年10月以来の102円台に上昇するも日米金利差縮小を受けて押し戻される
足元のドル/円相場の上昇は、米景気の回復期待を拠り所とした長期金利の上昇に支えられた面が強く、言い換えればドル/円があれほど重かった1ドル=100円の水準をいともあっさりと上抜けた背景は日米金利差の拡大にあったと言えるだろう。
ところが、本日の東京市場では本邦10年債利回りが2月以来の0.80%まで上昇する形で日米金利差が縮小した事から、一時102.10円台に上昇していたドル/円は101.50円台まで押し戻された。
今後の相場展開:日米金利差縮小ならドル/円に一段の調整の可能性も、金利差拡大ならドル高へ
こうした中、本日の海外市場では米10年債利回りの動向がドル/円相場にとって重要な手掛かりとなろう。
米10年債利回りが低下する形で日米金利差がさらに縮小すれば、ドル/円が一段と下落方向への調整色を強める可能性が高い一方で、米10年債利回りが上昇する事になれば、日米金利差が再び拡大してドル高・円安に振れると考えられる。

注目ポイント:米4月小売売上高
足元で1.9%台まで上昇している米10年債利回りへの影響、ひいてはドル/円相場に大きな影響を与える可能性があるという観点から、日本時間21時30分に発表される米4月小売売上高の結果が注目される。