<株式トピックス>=シャープ株価500円台回復だが、今後の再建計画は?

 シャープ<6752.T>の株価は、13日も大商いを伴って続伸し、一時522円まで買い進まれ、終値でも506円と心理的なフシ目とされる500円台を回復してきた。上場来安値の142円(12年10月12日)に比べると3.5倍と急回復をみせたことになる。確かに急速な円安進行で、収益環境は大幅な改善をみせている。しかし、資本提携の展望や金融機関との関係強化な再建に向けての具体的な改善策は明確になっていない。
 あす14日に発表の予定される13年3月期の決算発表に合わせて、中期経営計画が公表される見通しだ。既に、就任から1年しか経っていない奥田隆司社長が6月で退任し、後任に高橋興三副社長が昇格する人事が複数のメディアで報じられている。さらに、世界規模での従業員5000人の新たな削減や、韓国サムスン電子との提携強化、テレビ事業部門の再編縮小、筆頭株主で3000万株を保有しているパイオニア<6773.T>株式の売却問題などにあるていどの結論を示すことになりそうだ。
 全体株価の上昇にも押し上げられて500円台を回復しているだけに、多くの市場関係者は相当厳しい目で新たな中期経営計画の内容を吟味することになりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)