<私の相場観>=インベストラスト・代表取締役 福永 博之氏

 13日午後、甘利明経済財政担当相が記者団に「過度の円高も円安も経済にマイナス」と語ったことから、市場関係者からは「急激な円安に警戒感を示し、円安のアクセルを緩めるのでは」との見方も出て、日経平均株価は引けにかけてやや伸び悩んだ。ただ、国内の決算発表がほぼ終了し、14年3月期の予想PERが大幅に低下した銘柄などは今後も有望な物色対象となりそうだ。

 今週は、生産者物価、鉱工業生産、住宅着工件数、NY連銀製造業景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値など米国の重要経済指標の発表が目白押しの状態にあり、これらの内容が予想に比べて好調な結果となった場合、FRB(米連邦準備制度理事会)の出口戦略が取りざたされそうだ。

 出口戦略移行の可能性が高まると、ドル高・円安の一段の進行が予想される一方で、米国株上昇の上値を抑えることにもなりかねない。

 今後の物色対象は、自動車などの輸出関連や金利低下メリットを享受する金融株。さらに材料株物色では、コンビニ、百貨店といった消費関連にも注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)