15日は戻り調整も今週全般では円安加速の可能性

債券市場の長期利回り上昇への警戒感
100円後半から101円台での展開が予想される。予想レンジは1ドル=100円80~102円00銭、1ユーロ=130円50~132円80銭。13日につけた102円15銭を抜けなかったことから、円相場はやや円高を試す局面にある。
債券市場で長期債利回りが上昇していることは、日米金利差の縮小につながり円高要因に働く。債券は「しばらく不安定な状況が続く」(市場関係者)との見方もあり、円売りは仕掛けにくい局面となりそうだ。
週全体では米重要経済指標目白押し
ただし、今週は既に発表された小売売上高をはじめ、生産者物価指数、消費者物価指数、鉱工業生産指数、住宅着工件数、NY連銀製造業景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値など米国の重要経済指標発表が目白押しの状態にある。

これらの内容が、いずれも予想に比べて好調な結果となった場合、FRB(米連邦準備制度理事会)による量的緩和縮小などの出口戦略が取りざたされることになる。こうした、経済指標が発表されるたびに、必ずドル高・円安に振れるとは限らないが、何度か円安・ドル高が繰り返されると、予想外に円安が進行することもある。

こうした円の先安感が押し目買いを呼ぶ可能性もあるため、調整局面での安易な円買には注意が必要。