<円は年初来安値更新、今後をどうみる?> 外為オンライン・シニアアナリスト 佐藤 正和氏

 為替相場は、ドル全面高の状況にある。これは、米国で量的緩和からの脱却を目指す「出口戦略」が現実味を帯びてきた要因が大きい。
 各国が利下げを競うなか、出口戦略が浮上する米国は金融政策のベクトルが異なる。この政策の差がドル高を呼んでいる。6月の公開市場委員会(FOMC)からは出口戦略の議論が活発化しそうだが、実際のアクションがあるのは9月ではないかとみている。
 ドル円相場は、年内1ドル=105円乗せが有望だろう。ただ、目先は102円50銭が心理的なフシとなっている。オプション絡みの売買に加え輸出業者のドル売りも102円50銭前後で活発化しているようだ。ただ、このフシは遠からず抜くだろう。当面の為替をみるうえでは米国株と米金利動向が注目される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)