103円を視野に入れた展開へ

ここまでの相場展開:押し目は浅く2008年10月来の高値へ切り返し
ドル/円は、前日NY市場でドル高が進んだ流れを引き継ぎ102.42円まで買いが先行。その後、本邦長期金利の続伸を受けて102.04円まで小緩む場面も見られたが、利益確定売りが一巡すると16時前には102.61円まで切り返して2008年10月以来の高値を示現した。米国景気の回復期待に伴うドルの先高感が強い中では、利益確定以外にドルを売る動きは出にくいと言えるだろう。
今後の展開:米経済指標の結果と長期金利の動き次第では103円台も
こうした中、本日発表される米4月NY連銀製造業景況指数(21:30)や米4月鉱工業生産(22:15)などが予想を上回るようだとドル/円を一段と押し上げる事になりそうだ。米10年債利回りが2%の節目を超えて上昇するようなら103円台乗せもありうるだろう。他方、仮にこれらの指標が予想を下回ったとしても、ドル高トレンドを転換させるほどの材料にはなりにくい。したがって、ドル/円が下落する場面では押し目買いが入る可能性が高く、下値は限定的であろう。