目先のポイントは下値のドル買いオーダー!?

思惑で乱高下 - ドル円
※ご注意:予想期間は5月17日と表示されていますが、本日(16日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 仏・独さらにはユーロ圏のGDPが事前予想を下回るなど、欧州タイム序盤は欧州景況に暗雲が立ち込める格好となりました。このためユーロドルが下値を窺うなど、ドル買いの流れは継続していました。この流れが変化したのは、主だった米経済指標が相次いだNYタイム序盤でした。

 5月統計として最初の発表となったNY連銀製造業景気指数は、4ヶ月ぶりのマイナスへと転落しました。また鉱工業生産や卸売物価指数も芳しくなかったことから、“QE(米量的緩和)の早期縮小/停止”への思惑が後退する格好となり、利益確定売りが先行したからです。この影響で102円後半へと上値を拡大していたドル円は、101円後半へと押し戻されました。もっとも円先安観への根強さは相変わらずであり、NYダウが持ち直したNYタイム中盤には再び102円半ばへ値を戻す力強さも見せています。

三極の思惑が乱立
 このため本日のポイントは、“米景況への楽観論後退”と“欧州景況への悲観論増幅”そして“根強い円先安観”という三極の思惑が乱立する中での神経質な展開が想定されるところです。

 日米欧の金融政策を鑑みると“根強い円先安観”を背景に“円の底堅さ”への思惑がやや優勢に意識されると見られますが、昨日の米経済指標で円売り・ドル買いを牽引してきた両輪の片方にやや陰りが見られたことは、気にしておく必要があります。

 また今朝方発表された対内対外証券投資でも、前回に続いて買い越しが明らかにされたものの、その額は前回を下回っていました。このため「国内機関投資家の外債投資に拍車がかかる」との期待には遠い状況であり、失望とまでは行かないものの、過度の期待感から積み上げすぎたポジションには利益確定の動きが入ってきてもおかしくありません。

目先のポイントは下値のドル買いオーダー!?
 支持線への転換を見せた2009年4月6日高値(101.430円・Bid)は依然として機能していることから“下値が堅く”“上値模索をしやすい”が基本路線であることに変わりはありませんが、越していったとはいっても結局は押し戻されたことから、102.50円のオプションバリアも機能していると考えるのが自然となります。

 ジリジリと上値を削っている現況を鑑みると、102.00円割れから101.80円にかけて積み上がっているドル買いオーダーで下値を支えることができるかどうか?が、目先のポイントといえるかもしれません。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.611(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:103.258(08/10/7高値)
上値3:103.181(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:103.034(08/10/14高値、大台)
上値1:102.751(5/15高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.243
下値1:101.813(ピボット1stサポート)
下値2:101.430(09/4/6高値、ピボット2ndサポート)
下値3:101.265(5/14安値)
下値4:101.000(大台)
下値5:100.914(ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
14:05 ドル円 抵抗・支持ライン追加