東京株式(前引け)=利益確定売り顕在化し急反落 

 16日前引けの日経平均株価は前日比163円安の1万4932円と反落。日経平均は1万5000円大台を割り込んだ。前場の東証1部の売買高概算は28億7887万株、売買代金は2兆2025億円。値上がり銘柄数は168、対して値下がり銘柄数は1512、変わらずは31銘柄だった。全体の9割近い銘柄が下げている。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが連日の最高値をつけたほかS&P500指数も最高値を更新するなど、海外株高の流れを引き継ぎ、運用リスクを取りやすくなった外国人買いへの期待を背景に高く始まった。ただ、上昇ピッチが速いこともあり、目先高値警戒感も意識される状況で、寄り後は利益確定売りが顕在化してマイナス圏に沈み、その後下げ幅を拡大した。東証1部の騰落レシオは前日時点で127%とまだそれほど過熱感はないものの、25日移動平均線との上方カイ離が10%近くに開くなど調整余地が大きかったことで、地合い悪化で手仕舞い売りを加速させる展開となっている。
 個別では三菱UFJ、三井住友など大手銀行株が軟調、トヨタ、マツダも売りが先行した。ソニーが冴えず、パナソニックも安い。ソフトバンクも値を下げたほか、ネクシィーズ、サニックスなどが大幅安。半面、東電が商いを集め高く、オリンパスが急伸。第一生命も大きく買われた。ミネベア、古河電、電気興なども上昇。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)