<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員兼運用部長 秋野 充成氏

 日経平均は1万5000円乗せを達成したが、相場は〝為替次第〟の様相を濃くしている。

 為替が1ドル=105円に接近すれば、日経平均は1万6000円が視野に入るだろう。一段の円安には、米国の景況感の上放れや、量的緩和第3段(QE3)の早期停止や縮小の動きが求められるが、米国の景況感には改善の動きがみえる。

 為替が1ドル=110円を目指せば年内1万8000円が射程圏となり、今年度末には2万円がターゲットとなることもあり得る。

 安倍政権の成長戦略が注目を集めているが、本格的な戦略が出てくるのは、参院選後だろう。6月以降は参院選を意識した相場となりそうだ。

 このなか注目できるのは為替感応度が高い輸出株、特に自動車株だ。トヨタ自動車<7203.T>は日経平均1万6000円を想定すれば7000円も見込める。マツダ<7261.T>や富士重工<7270.T>にも注目。日経平均への寄与度が高いソフトバンク<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>、それに外国人買いが期待できるソニー<6758.T>など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)