東京株式(大引け)=58円安、高値警戒感から波乱含みに

 16日の東京株式市場は朝方高く始まったものの、その後利食い圧力が強まり、マイナス圏に沈んだ。一時200円強の下げとなったが、大引けは下げ渋った。
 大引けの日経平均株価は前日比58円安の1万5037円と反落となった。東証1部の売買高概算は51億3823万株、売買代金は4兆835億円と連日で4兆円を超えている。値上がり銘柄数は379、値下がり銘柄数は1290、変わらずは44銘柄だった。
 きょうの東京市場は前日の欧米株高を引き継いで主力株を中心に買い先行で始まったが、その後は利益確定売りに前日比マイナスに転じた。米国株市場ではNYダウだけでなくS&P500指数も最高値を更新、リスク許容度の高まった外国人などの買いが続いているが、一方で25日移動平均線とのカイ離が10%超に広がるなど警戒感も強い。目先はヘッジファンドの売りなども観測され下げを助長する形となった。値下がり銘柄の多さが地合いの悪さを物語っている。ただ、下値には日銀のETF買いの思惑や、先物主導で裁定買いなどが機能して、大引けにかけては急速に下げ幅を縮める展開となった。
 個別では、東電がストップ高となったほか、アイフルも大きく切り返した。住友不、三井不など大手不動産株も買われている。シャープが上昇、オリンパス、フルキャストHDが値幅制限いっぱいに買われたほか、ルネサス、第一生命も急騰。半面、三菱UFJ、三井住友など大手銀行が安く、ソフトバンクも軟調。ファストリテが安く、アークはストップ安。ニプロも大幅安となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)