ドル円は堅調を維持、上値トライは材料次第

ここまでの相場展開:101円台の押し目買い意欲は強くドル先高感を維持
ドル/円は朝方に102円ちょうどを割り込む場面も見られたが、その後は日経平均の下げ渋りとともに緩やかに切り返して102.44円まで反発した。昨日のNY市場でも弱い経済指標が相次いだものの101.85円で下げ止まるなどこの水準の押し目買い意欲は強そうだ。こうした動きを見る限り、米国景気の回復期待に伴うドルの先高感は維持されているものと考えられる。
本日の注目点①:米新規失業保険申請件数
本日は米国で、4月消費者物価指数、4月住宅着工件数、新規失業保険申請件数(いずれも21:30)、5月フィラデルフィア連銀景況指数(23:00)などの重要経済指標が発表予定であり、これらの結果がドル/円の値動きに影響を与える可能性が高い。特に、新規失業保険申請件数の結果が注目されよう。同件数はここまで2週連続で32万件台を記録して減少(改善)傾向を示しているが、3週連続で32万件台となれば2007年10月第1週以来となり、米雇用環境の改善を強く印象付ける事になるだろう。

本日の注目点②:FRBハト派メンバーの発言
その他、本日は米FRB要人の発言機会が多い。量的緩和第3段(QE3)の早期縮小観測がくすぶり続ける中、ハト派(と目されている)メンバーの発言内容が注目される。もともとタカ派のメンバーによるタカ派発言は新鮮味に乏しいが、ハト派メンバーの発言ニュアンスに変化が見られれば、市場の反応は比較的大きいものとなろう。ローゼングレン・ボストン連銀総裁(20:45)、 ラスキンFRB理事(25:30)、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(28:05)らの発言には注目しておきたい。