短期調整局面も〝黒田株〟に注目

「日銀は市場参加者の心理を理解している」の声
 市場関係者からは、「現在の日銀は、市場参加者の心理をかなり良く理解しているようだ」との声が挙がっていた。日銀が16日引け後に、同日の株式市場でETF(株価指数連動型上場投資信託)を188億円購入したと発表した。

 16日の東証1部市場は、朝方こそ高く始まったものの、その後東証マザーズなど新興市場の大幅続落の影響などもあり利益確定の勢いが強まり、日経平均株価は一時、前日比216円安まで売り込まれる場面があったものの、大引けに掛けて下落幅を縮小し、前日比58円安の1万5037円となった。

 この日の後場寄り付き直後に、下落幅が200円を超えたあたりから、日銀によるETF買いが断続的に入った模様。この買いに、市場参加者は敏感に反応し〝これ以上売ってはいけない〟という心理が働いたようだ。

 中堅証券の投資情報部では「日経平均株価は200円安に止まっていたものの、東証1部の値下がり銘柄が15日、16日と連続で1000銘柄を越える異常事態のなかで、投資家の警戒感がピークに達していたことを日銀は的確に感じとったようだ」としている。

 以前であれば、短期間に急騰した直後の反落だけに、放置されていた可能性も強い。株式市場関係者のあいだでの〝黒田株〟はさらに上昇したようだ。

 17日は調整局面不安はあるものの、〝黒田株〟に期待して上昇を予想。