<クローズアップ> 世界最大のゲーム見本市「E3」開催迫る(1)

 世界最大のゲーム見本市「E3(Electronic Entertainment Expo)」が現地時間の6月11日~13日に米国ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催される。今年は大手ゲーム機各社の次世代ハードが出揃うことから年末のクリスマス商戦へ向けて各社の戦略に熱い視線が向けられている。

 スマートフォン向けソーシャルゲームの市場規模が拡大するなかで、この数年は、ゲーム専用機が劣勢に立たされており、大手各社は巻き返しを図るべく次世代ゲーム機をテコに積極的に新サービスを打ち出してくる公算が高い。

 例年、E3で注目を集めるのは、開催前日の10日に実施されるプレスカンファレンス。今年は、米・マイクロソフト社が「Xbox360」の後継機、ソニー<6758.T>も2月の「PlayStation Meeting2013」で公表した「プレイステーション4」(PS4)の詳細を発表することが有力視されている。

 大規模な次世代機の発表期待からKNT―CTホールディングス<9726.T>の近畿日本ツーリストも「E3 2013ツアー」を企画しており、前評判が高まっている。

 ソニーのPS4に関しては既に「PlayStation Meeting2013」で公表されてるが、プレスカンファレンスでは本体デザインや小売価格などの詳細が発表される可能性が高く、値頃感ある価格設定となれば、消費者への関心が急速に高まるとの期待がある。

 一方、昨年投入した次世代機「Wii U」の販売が伸び悩んでいる任天堂<7974.OS>は今回、プレスカンファレンスの参加を見送っている。内容は不明ながら、プレスカンファレンスに代替するかたちで、米国市場向けに限定した戦略を小規模なイベント形式で発表する予定だ。ソフト戦略や新サービスを含めて、ハードを普及させる何らかの内容を発表する可能性がありそうだ。

 これら大手各社が次世代ハードの詳細を発表することにリンクするかたちで、ソフトメーカー各社が、対応ソフトをどのような内容で投入していくかにも関心が高まりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)