「値上がり・値下がり銘柄数」が見事逆転

地合い改善が見える相場
17日の東京株式市場は、朝方利益確定売りに軟調展開でスタートしたものの、その後押し目買いに切り返してじり高歩調をたどり、年初来高値を更新した。日経平均株価終値は前日比100円高の1万5138円となった。東証1部の売買代金は3兆4018億円と4兆円台は3日ぶりに下回ったものの、値上がり銘柄数は1286(値下がり銘柄数は380)と、「値上がり・値下がり銘柄数」が、前日に比べてほぼ逆転したことに大きな意味がある。東証1部の値下がり銘柄が15日、16日と連続で1000銘柄を越える異常事態のなかで、投資家の警戒感が高まっていたことを考えると、かなり地合いが改善したといえそうだ。
コロプラは反発、ガンホーは続落
 前日まで大幅続落となっていた新興市場は、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均株価ともに3日ぶりに反発した。それぞれマザーズ指数は4.6%、ジャスダック平均株価2%の反発となった。

 マザーズでは、前日まで急落していたバイオ関連のコロプラ、ユーグレナ、タカラバイオ、ナノキャリアは反発したものの、オルトプラスやenishは続落。一方、ジャスダックではレーサム、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、テラが買われたものの、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、一時プラスに転じる場面はあったものの3日続落となったのは気にかかるところだ。
1万5000円台固めへ、利益確定売りをこなす動き
 来週の東京株式市場は、日経平均株価が1万5000円台を固める動きとなりそうだ。日経平均は、直近2週間で1444円の大幅上昇をみせており、テクニカル面での過熱状態は継続し、いつ調整してもおかしくない状態にある。

 ただ、外国人投資家による輸出関連を中心とした主力大型株への物色意欲が継続していることや、国内機関投資家による債券から株式に資金シフトする「グレートローテーション」の動きもあるため、これが利益確定売りをこなすことになりそうだ。