<私の相場観>=三木証券・投資情報部長 高橋 春樹氏

 先週の相場は高値波乱となったものの、今後も円安・ドル高を背景に強調展開が続きそうだ。当面の指標としてTOPIX(東証株価指数)の07年2月高値から12年6月安値までの半値戻しの1260ポイントを完全に上抜くかに注目。日経平均株価の過去の価格帯別累積売買代金を見ると1万4000~1万6000円のレンジは非常に薄いため、短期間で経過する可能性もある。

 テクニカル面ではいつ調整局面に入ってもおかしくない状況にある。ただ、〝成長戦略〟が発表される6月半ばまでは期待感からの買いが継続しそうだ。今後の相場動向は、米国景気堅調に伴う円安・ドル高がどの程度進行するかに掛かっている。6月初旬の米雇用統計に注目。

 個別銘柄では、日立製作所<6501.T>に注目。クラウド活用サービス事業の推進などで、16年3月期に売上高10兆円、純利益3500億円を目指す中期経営計画を発表。また、新製品の投入により機能性化粧品「オバジ」ブランドが拡大、海外ではアジアで「肌研(ハダラボ)」が好調に推移しているロート製薬<4527.OS>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)