甘利経済再生相「円安がどんどん進むと国民生活にマイナスの影響」

米長期金利とNYダウ上昇続く
金曜日の海外時間には、米FRBによる出口戦略の思惑が強まったことや、オバマ大統領の発言を受けて米長期金利とNYダウが上昇したことから円売りが強まりました。しかし週末に甘利経済再生相が過度な円安を懸念する発言をしたことから週明けには円の買戻しが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株価が堅調なスタートとなったことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.2890付近まで、ユーロ円は132.10円付近まで上昇しました。しかしその後米長期金利が上昇を始めたことなどからユーロ売りが強まって、ユーロドルが前日の安値を下抜けてストップ・ロスを巻き込む形でユーロが急落しユーロドルは1.2830付近まで、ユーロ円は131.50円台まで下落しました。

NY時間にはいって、発表されたカナダの経済指標が弱かったことから、全般的に(米)ドル買いが強まって、ユーロドルは1.2790台まで、ユーロ円は131.30円付近まで下落し、ドル円は102.60円台まで上昇しました。この間、メルシュECB専務理事が「中銀預金金利引き下げは選択肢、(追加利下げの可能性)全ての選択肢の活用があり得る」と述べたこともユーロ売りを後押ししました。
その後、米有力投資レポートが「来週公表されるFOMC議事要旨で、出口戦略について議論していたことが明らかになるだろう」「今年中には出口戦略が開始される見込み」などとされたことと、発表された米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数や米・4月景気先行指数が予想を上回ったことから米長期金利が一段高となって円売りが強まり、ドル円は103.10円台まで、ユーロ円は132.10円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいっても米長期金利の上昇が続く中、オバマ大統領が「製造業が米国に雇用を戻し始めた」と述べたことなどからNYダウが急上昇して、リスク選好の動きが強まって、ドル円は103.30円付近まで、ユーロ円は132.50円台まで上昇し、ユーロドルは1.2830台まで値を戻しました。

週末に、甘利経済再生相が「円高の是正がかなりできたと世の中では言われている。これから円安がどんどん進むと国民生活にマイナスの影響が出てくる」と述べたことから、週明けのオセアニア市場では円買いが強まって、ドル円は102円付近まで、ユーロ円は131円付近まで下落する場面がありましたが、その後買い戻されています。

今日の海外時間には、目立った経済指標の発表はありませんが、エバンズ・米シカゴ連銀総裁の講演があります。