海運株が業種別値上がりで断トツ、成長戦略で物流活性化への期待高まる

 商船三井<9104.T>、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>など海運株が軒並み大幅高。業種別値上がり率9%を超え、2位以下を大きく引き離しトップにある。中国景気の先行き不透明感や、海運市況の低迷などが上値を押さえてきたが、きょうは中国関連株全般に買い戻しの動きが顕在化する中で、大きく上値を追う銘柄が相次いだ。安倍首相が17日に行われた都内の講演でアベノミクスに改めて言及、3本目の矢である成長戦略のシナリオがいよいよ具体的に始動する局面となってきた。日本のTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加では、域内の物流需要が活発化するとの思惑が海運株の買いの根拠となっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを輸送するばら積み船の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前週末17日時点で7日続落、9ポイント安の841と3月7日以来の低水準にあるが、足もとの市況低迷は織り込み済み。TPPによる物流活性化期待や為替の円安効果など追い風材料のほうが強く意識されている。

商船三井の株価は13時56分現在439円(△33円)
日本郵船の株価は13時56分現在298円(△33円)
川崎汽船の株価は13時56分現在231円(△14円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)