午後:債券サマリー 先物は大幅反落、黒田発言に警戒感も

 20日の債券市場では、先物中心限月6月限は大幅反落。円安・株高が進んだほか、黒田日銀総裁の発言が金利上昇要因に働いた。
 先物は後場は142円23銭でスタートしたが、午後1時50分過ぎに一時、前週末比95銭安の141円74銭まで急落する場面があった。その後、大引けにかけ142円台を回復した。黒田日銀総裁はこの日の閣僚会議で「経済・物価の見通し改善で金利が上昇していくのは当然」と発言。金利上昇を容認した発言と受け止められ、市場には売りが先行した。また、この日は円安・株高が進行したほか、あすは40年債の入札を控えており、ポジション調整の売りが膨らんだ様子だ。
 この日の先物6月限は142円44銭で始まり、高値は142円50銭、安値は141円74銭、終値は前週末比57銭安の142円12銭。出来高は3兆3046億円。10年債の利回りは同0.040%上昇の0.840%、20年債は同0.020%上昇の1.685%、30年債は同0.025%上昇の1.815%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)