今日も“高値波乱”の雰囲気…!?

ポジション調整 - ドル反落
※ご注意:予想期間は5月22日と表示されていますが、本日(21日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日はスイス・カナダが休日で盛り上がりに欠ける中、ドルにポジション調整が持ち込まれました。

 日銀金融政策決定会合やFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録、そしてバーナンキ・FRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言といった大きなリスクイベントを控えるスケジュール感から、利益確定の売りが一旦入った格好といえます。北朝鮮ミサイル問題や、「円安がどんどん進むと国民生活にマイナスの影響」という甘利・経済財政相のコメントも、こうした調整を後押しした感は否めないところです。

 もっとも「2%の物価目標達成まで大胆な金融緩和継続」を明言する日本(日銀)と「早ければ来月18-19日のFOMCでQE縮小/停止」との見方が一部で浮上している米国(FRB)との金融政策における立ち位置を考えると、“ドル買い・円売り”への思惑も根強く、調整といっても下値では買い支えられるなど、ジリジリとした鈍い動きに留まりました。
コチラもポジション調整-豪ドル買い戻し
 一方で、直近は下落基調が目立っていた豪ドル円ですが、昨日は100円台へと反発しています。「円売りからドル買いへ」と目先のマーケットテーマが変化した関係で「豪ドル買いから豪ドル売りへ」と流れが変わった感がありましたが、国際商品が堅調だったこともあり、こちらもポジション調整が入った格好といえます。

今日も“高値波乱”の雰囲気…!?
 こうした中で本日の展開ですが、冒頭で記した3大リスクイベントを控えた様子見の中で、引き続き“高値波乱”となる雰囲気が醸し出されています。

 “QE(量的緩和)早期縮小/停止”への見方が分かれている中、仮にバーナンキ議長がQE縮小を示唆するようなことがあると“ドル買いに弾みがつく”可能性は否定出来ません。日銀金融政策決定会合は現状維持予想が大勢を占めていますが、“長期金利上昇”は黒田体制にとっては“まさかまさか”のシナリオだったと見られます。その後に「国債買い入れ方法の変更」や「2兆円の緊急資金供給」で“急激な長期金利上昇”に対処してきているだけに、今回会合でさらに“対処の処方箋”を示してこないとも限りません。上昇する株式市場(日経平均)にとってはややマイナスとなる可能性があるものの、為替市場では再び円売りが加速しかねない材料だけに、注目が集まるところです。

“上を下への乱高下”に要警戒
もっともどちらも明日(22日)のイベントですので、本日に関しては“思惑の域を出ることはない”と見られます。このため“上値では利益確定のドル売り・円買いが入ってきやすい”と考えるのが自然となる中で、本日は豪RBA(豪準備銀行)議事録や英消費者/小売物価指数も予定されています。豪ドルやポンド主導となる可能性も含めて、様子見ムードが高まれば高まるほど“上を下への乱高下”に警戒しておきたいところです。(それでも上値は重く、下値は堅いのでしょうが…?)。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.502(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:103.301(5/17高値)
上値3:103.000(大台)
上値2:102.913(5/20高値)
上値1:102.750(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.292
下値1:101.998(ピボット1stサポート、大台)
下値2:101.827(5/16安値)
下値3:101.703(ピボット2ndサポート)
下値4:101.265(5/14安値、ピボットローブレイクアウト)
下値5:101.000(大台)

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