日鉄住金が続急伸、個人の買いに2年3カ月ぶりの300円台回復

 新日鉄住金<5401.T>が続伸、ここ上値追い基調を本格化させており、株価は2011年2月以来約2年3か月ぶりの300円台回復となった。ここにきて「出遅れ株物色の流れの中で鉄鋼株や化学セクターに個人投資家の視線が向き始めた」(国内ネット証券)という。同社の14年3月期は住金との合併分がフル寄与するほか、販売価格の上昇効果などが見込まれ業績は回復色を強める見通しにあり、営業利益は前期比13.4倍の2700億円、最終損益も前期の大幅赤字から1800億円の黒字化が見込まれている。足もとは鉄鋼セクターにとって売上依存度の高い中国向けで、中国政府が新たな経済改革に動きをみせるとの観測が浮上、景気浮揚への期待から鋼材需要が増勢となるとの思惑が買い人気の底流にあるようだ。また、株式需給面からも変化の兆しがみられるという。「個人投資家は、個別株の株価上昇局面では小まめに利食いを入れる傾向があったが、直近にきて上昇時に逆に買い増す動きが目立ってきた。結果、売り物が薄くなり、外国人買いとの相乗効果で値を飛ばす銘柄がふえている。新日鉄住金にもその傾向が強い」(前出の国内ネット証券)と指摘している。

日鉄住金の株価は13時24分現在300円(△23円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)