<動意株・21日>(大引け)=GSユアサ、サン電子、中央電工など

 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>=ストップ高。株価は558円まで上値を伸ばし、約1年10カ月ぶりの高値水準に到達している。米ユナイテッド航空が20日、ボーイング「787」の営業運航を約4カ月ぶりに再開、これが株価を刺激する材料となった。同社はボーイング「787」向けに電池を供給しているが、不具合が相次いだことなどが嫌気され株価は相対的に出遅れていた。

 サン電子<6736.OS>=大幅高で3日続伸。パチンコ向け部品、ゲームソフトなどを手掛けることから、「材料多彩な好業績割安株として人気が継続している」(市場筋)という。14年3月期は前期に続いて2ケタ増益継続の計画にあり、時価はPER11倍台と過熱感のない水準となっている。先週末17日には決算説明会が開催されたことから、実態の良好さが浸透する日柄であることもポイントとなっている。

 中央電気工業<5566.T>=3日続伸。筆頭株主である新日鉄住金<5401.T>が年初来高値に買われ新展開に突入したことが刺激となり、鉄鋼関連株に人気が波及。PBR0.5倍台と割安な水準に放置されている同社株にも見直し買いが流入してきた格好。また、この日はジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>がストップ(80円)高まで買われるなど、電池関連株が軒並み高となっている点も追い風となっている。中央電工は燃料電池に不可欠な水素吸蔵合金を手掛けており、関連株としての資質を持つ。

 エア・ウォーター<4088.T>=反発。同社は20日、世界初となる大面積8インチの炭化ケイ素基板の量産技術開発に成功したことを発表、これを好感する買いが優勢となった。同商品はパワー半導体やLEDの下地基板などに需要が期待されているが、かねてから建設を進めてきた安曇野工場が完成し、量産体制が整った。

 ワイエイシイ<6298.T>=大幅続伸。半導体・液晶および太陽電池製造装置を手掛けるが、足もと半導体メーカー各社のモバイル向けを中心とした設備投資積み増しの動きを底流に業績回復シナリオが色濃くなっている。また、政府は住宅向け太陽光発電分野について民間の投資拡大を促す政策スタンスを明示、太陽電池製造装置を手掛ける同社にとっても追い風。2.7%の配当利回りを確保しながら、PBRが0.6倍台に放置されており、引き続きバリュー株としての側面も買いを呼び寄せている。

 日立建機<6305.T>=続伸。中国政府の経済対策への期待が高まる中、出遅れていた中国関連株にも物色資金が回っている。その中で同社は中国向け売上依存比率が高く、前期急減速した中国での建機販売の底入れ思惑が買いを支援している。また、前日、米建設機械大手のキャタピラーが2~4月の同社製品の世界売り上げが前年同期比9%減と発表、1~3月比較では減少幅が縮小しており、これも好感されているようだ。
 
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)