<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏

 ここ日経平均株価は上昇ピッチが速かったこともあり、短期的には警戒感が広がっているが、それでも全般は底堅い展開を続ける可能性が高いとみている。日米欧の足並みを揃えた低金利政策が、引き続き投機マネーの株式市場への流入を促している。その中で東京市場は、アベノミクスへの期待感が継続する一方、株式の好需給と高水準の市場エネルギーが株高の土壌となっており、この構図は当面変わらない。

 日経平均株価は20日現在、昨年末との比較で47.8%上昇しているが、これは世界的にも突出している。ちなみにドルベースに換算しても24.4%の上昇で、NYダウの17.0%や独DAXの11.1%を完全に凌駕している状況だ。

 脱デフレへと舵を切った日本株に対する海外からの注目度は高く、今後は政策効果を確認しながら現実買いのステージへと舞台を移していく。

 日経平均株価は6月末までの期間で上値1万6000円、下値1万4800円を想定している。物色対象としては、鉄鋼など出遅れ株に流れが向いており、当面は円安を背景に、景気敏感株が中心軸を担う可能性が高い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)