勢いに乗れば、早期の110円超えは可能・・・・

米雇用情勢とアベノミクス「三本目の矢」が鍵・・・・
 ドル円は今月に入り、100円の大台を突破し、一時、103円台まで上昇幅を拡大する動きを見せています。100円を前に足踏みしていた段階では、今後、相場の上昇スピードが鈍るとの見方も強かったのですが、その考えは間違っていた様です。
 これまでのドル円上昇に関して、現在、3つの期間に分けて考える事が出来ると思っています。先ず、昨年11月から今年2月まで、1ドル=78 円台から90 円程度までの一本調子の上昇を『行過ぎた円高の修正期』。次に、今年2月から5月上旬まで、イタリア総選挙結果による調整後の90 円台から100 円手前までの上昇を『黒田日銀への期待期』。そして、5月中旬に100 円を超えてからの現在の一段の上昇基調を『米国景気拡大の反映期』と見ています。この第3期は始まったばかりですが、今後、米国の雇用情勢が一段と改善を見せると、ドル円は110円に向けて、力強い上昇基調を継続するものと思われます。
 又、アベノミクスに関しても、既に金融緩和と云う「一本目の矢」、公共投資と云う「二本目の矢」が放たれており、今後は、規制緩和と云った成長戦略を示す「三本目の矢」に対する関心が更に強まります。これに関しても、来る参議院選挙を前に、安倍政権は積極的に進めていくものと見られ、これが市場で評価されれば、夏場にも110円超えが実現する可能性も充分あると思います。