バーナンキ証言に視線が集まる

ここまでの相場展開:日銀現状維持で小幅に下落するも切り返す底堅い動き
日銀金融政策決定会合が予想通りの現状維持を発表して終了すると102.35円まで小緩む場面も見られたが、売り一巡後はじりじりと値を戻し、午後3時過ぎには102.74円まで上昇する底堅い展開となった。
ここからの注目点:バーナンキ証言とFOMC議事録
ドル/円の底堅さは、米FRBが量的緩和の早期縮小に着手するとの見方が支えとなっており、こうした中、本日はバーナンキFRB議長の議会証言(23:00)と前回(4/30-5/1分)FOMCの議事録(27:00)に注目が集まる。中でも、バーナンキ議長が近い将来の量的緩和縮小に言及するか否かが最大の焦点であろう。市場の見方は「現段階でハト派とタカ派の意見調整が出来ておらず、ハト派の議長が出口戦略を示唆する可能性は低い」という見方と「最近の経済指標を踏まえてタカ派的な発言が出る可能性が高い」という見方に二分されている。
ここからの展開:FRB議長タカ派発言ならドル高進行へ
仮に議長が早期の量的緩和縮小の可能性に言及すれば、「6月にも出口戦略へ」との観測が高まってドル高が進む事になろう。一方で、もし議長が量的緩和縮小に言及しない場合はドルが売られる事になるだろう。ただ、他のメンバーの発言などからFRB内の議論は量的緩和の縮小・停止に傾いていると見られ、議長の口から出口戦略の着手をはっきり否定する発言が飛び出す可能性は極めて低いと言えるだろう。したがってこの場合でもドル安は一時的と考えられ、ドル/円については102円を割り込む事があれば押し目買いが発動される事になりそうだ。