東京株式(前引け)=中国PMI悪化を受けて急速に伸び悩む

 23日前引けの日経平均株価は前日比35円高の1万5662円と続伸。前場の東証1部の売買高概算は36億8821万株、売買代金は2兆5653億円。値上がり銘柄数は213、対して値下がり銘柄数は1453、変わらずは43銘柄だった。日経平均はプラス圏にあるが、値下がり銘柄数が全体の85%を占める実質的には全面安に近い状況。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が反落したものの、為替市場でドル高の流れが鮮明になり、一時1ドル=103円台後半まで円安が進行したことを受けて買い先行で始まった。しかし、ここ連日の上昇で日経平均は高値警戒感が強まっていたほか、前日に先物主導で大きく上げた反動から売り圧力も強く、買い一巡後は伸び悩む展開。その後、発表された中国PMIが49.6と7カ月ぶりに景気判断の分かれ目となる50を割り込んだことなどを嫌気して、一時マイナス圏に沈んだ。前引けの日経平均は指数寄与度の高い銘柄の上昇などもあってプラス圏に切り返したが、長期金利の上昇を嫌気した不動産や金融株への売りをはじめ、値を下げる銘柄が大きく先行している。
 個別ではトヨタが安く、三菱自も急落。シャープが値を下げたほか、アイフル、野村HDも売られた。ケネディクス、菱地所など不動産関連も安い。半面、キヤノンが堅調、T&DHDも高い。ファナック、ファーストリテが買われ、中国塗も値を上げた。王子HDも上昇したほか、フルキャストHDは一時ストップ高となる人気となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)