バーナンキFRB議長、早期緩和縮小の可能性に言及

「雇用市場の改善が継続すれば、今後数回の会合で資産購入を縮小する可能性」
昨日の海外時間には、バーナンキFRB議長の発言を受けて米長期金利が上昇したことから全般的に円売りが強まりました。しかしNY時間午後にNYダウが反落する展開となると円も買戻しが強まりました。

欧州時間序盤、イタリアなど周辺国国債の利回りが下落したことなどからリスク選好の動きが強まって、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は133.20円付近まで、ドル円も103円手前まで上昇しました。その後はバーナンキFRB議長の議会証言待ちとなって小動きとなりましたが、NY時間にかけてドル買いがやや強まって、ドル円は103.10円台まで上昇し、ユーロドルは1.2910台まで反落しました。

NY時間にはいってバーナンキFRB議長が「時期尚早の引き締めは景気回復の鈍化や終了のリスクに」「FOMCは債券買い入れペースの拡大もしくは縮小の用意があると言明している」「雇用市場の見通しが著しく改善するまで債券購入を続ける」などと述べたことからドル売りが強まって、ドル円は102.60円台まで下落し、ユーロドルは1.3000付近まで上昇しました。しかしNYダウが上げ幅を拡大する動きとなると一転してドル買いが強まりました。続いて「雇用市場の改善が継続すれば、今後数回の会合で資産購入を縮小する可能性」と述べたことから米長期金利が急上昇し、一段とドル買いが強まってドル円は103.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.2850付近まで下落しました。バーナンキ議長が「日本の成長支援策を支持する」と述べたことも円売りを後押した模様です。この間ユーロ円は一旦133.80円付近まで上昇したあと133.00円台まで反落しています。

NY時間午後NYダウが下落に転じたことから円の買戻しが強まって、ドル円は102.70円台まで、ユーロ円は131.90円台まで下落しましが、NY時間終盤にNYダウが下げ止まると、ドル円は103.140円台まで、ユーロ円は132.60円台まで買い戻されました。

東京時間朝方、財務省が発表した対外債券投資統計で3週連続の外債買い越しとなっていたことや、日経平均が上昇したことから円売りが強まってドル円は103.50円台まで、ユーロ円は132.80円台まで買われる場面がありました。しかし午後にはいって日経平均が売られる展開となったことから円買いが強まっています。

今日の海外時間には、独/ユーロ圏・5月製造業/サービス業PMI、英・第1四半期GDP、米・新規失業保険申請件数、米・4月新築住宅販売件数の発表と、ノボトニー・オーストリア中銀総裁、ブラード・米セントルイス連銀総裁の講演があります。