外為サマリー:一時1ドル101円90銭台へ急上昇、株価急落でリスクオフに

 23日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=102円06~07銭近辺と前日午後5時時点に比べ72銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=131円06~10銭と同1円88銭の円高・ユーロ安で推移している。
 午後に入り為替相場は急変。午前中に米国の量的緩和縮小政策への期待から円は103円57銭まで上昇したが、その後、買い戻しが入った。特に、午前10時45分に発表された5月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)は49.6と急低下した。これを受け、後場の東京株式市場が急落すると、為替も一気に円高方向に振れた。午後2時59分には101円97銭をつけ、この日の円相場は1円50銭強の値幅で上下した。
 市場関係者からは「前日のニューヨーク株式市場は下落しており、海外ではリスクオフ志向が出ていた。日本は円安から株高が続いていたが、中国懸念から一気にリスクオフへの動きが表面化した」(アナリスト)との見方が出ていた。当面は「円安は調整局面に入る可能性も」(同)とみる声が出ている。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.2840~41ドルと同 0.0094ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)