午後:債券サマリー 先物は乱高下、10年債利回りは低下に転じる

 23日の債券市場では、先物中心限月6月限は乱高下。朝方は米国金利の上昇や円安・株高の進行を受け、金利上昇が続いたが、中国の景気減速懸念の浮上もあり午場の株式市場が急落し円高が進むと、債券には買い物が流入し金利は急低下した。
 朝方に債券先物は一時、前日比1円20銭安の140銭70銭まで急落。10年債利回りも1.000%まで上昇した。ただ、午前10時45分発表のHSBCの中国5月製造業景況感指数(PMI)が49.6と急低下したのをきっかけに、後場の株式市場は急落。為替も円高に進むなか債券は一転買い優勢となった。先物は一時142円74銭まで買われ、一日の値幅は2円強と大きく揺れた。10年債など現物債の利回りも低下した。
 この日の先物6月限は140円90銭で始まり、高値は142円74銭、安値は140円70銭、終値は前日比61銭高の142円51銭。出来高は4兆7227億円。10年債の利回りは同0.050%低下の0.835%、20年債は同0.035%低下の1.690%、30年債は同0.010%上昇の1.890%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)