パニック相場の時こそチャートが生きる

100円台前半にポイント
東京時間午前、日経平均株価が16000円を窺う水準まで上昇して、それを受けてドル円も103円台半ばまで上伸しました。しかし、発表された中国・5月HSBC製造業PMIが予想と好不況の境目である50をも下回り49.6となったことをきっかけに日経平均は上昇分を失う展開になりました。

午後にはいると株価が下落を開始、それを受けて為替市場でも円の買戻しが強まりました。その後は日経平均の下落と円の買戻しがスパイラル的に加速し、日経平均は前日比1143円安に、ドル円は102円付近まで大幅な円高となりました。

東証引け後も円の買戻しは続き、欧州株が寄り付き直後から急落したことや、日経平均先物がさらに下落したこともあって、ドル円は一時100.80円台と今日の高値から約2.7円もの円高となりました。この間ユーロ円は約2.9円、豪ドル円も約2.7円と軒並み大幅に円高となっています。

今日の株安、円高の動きは、中国経済指標結果というきっかけはあったものの、これほどの動きにつながるような特段の材料はなく、株価の下落が円高にを呼び、円高が株売りを誘うという負のスパイラルが継続した形です。

このような相場の動きに理屈は通用しません。投げが投げを呼ぶ展開ですので、勢いがある間は逆張りは禁物です。

しかし、このような時でも、あるいはこのような時だからこそ、少し長めのチャートのトレンドラインが大切です。ドル円で言えば4月2日の安値と5月2日の安値を結んだ上昇トレンドラインが、今日は100.30-35あたりにあります。また日足一目均衡表の基準線も100.35-40付近に位置しています。

そこまで下がるかはわかりませんが、冷静に見ればもしそのあたりまで下がって、そこでもみ合うようなら打診買いをしてもいい水準だということです。