<株式トピックス>=〝円高・株安負のスパイラル〟の後遺症を懸念

 23日の東京株式市場は、後場に入って下げが加速し日経平均株価終値は、前日比1143円安の1万4483円と急落した。下落幅は1000円を超え、日経平均採用の30銘柄入れ替え発表に伴う2000年4月17日の1426円以来13年ぶりの大幅なものとなった。また、1日での変動値幅は1458円に達し、2000年4月以来の大きさ。
 ただ一方で、東証1部の売買高は、今年4月5日の64億4912万株を上回り76億5514万株。売買代金は2007年8月9日の5兆2673億円を上回り5兆8376億円と、いずれも過去最高を記録した。当然のことながら、売りと同数の買いも入ったわけで、極めて〝買い意欲が旺盛〟ということもいえる。
 それにしても、きょうの相場は現物株市場の引けた午後3時過ぎから、目の離せない動きとなった。23日午後5時半ごろに外国為替市場で円が、1ドル=100円台後半へと上昇したことをきっかけに、日経平均株価先物の夜間取引では、一時1万4000円台を割り込む事態となった。日経平均先物6月物は、この日前場10時ごろに付けた高値1万5960円から、午後5時半には、1万3990円と、2000円近くも急落したことになる。その後はやや戻し、1ドル=101円台前半の推移となっているものの、予断を許さない状態が続いている。
 24日の東京市場では、株式市場、外国為替市場ともに、前日の急変動による信用取引の追い証(追加証拠金の差し入れ)発生などに伴う強制決済の売りが予想されるのに加え、現物株市場では利益確定売りや処分売りも継続する可能性が高い。23日後場もその傾向が現れていたが、円高と株安が相互に作用する負のスパイラル的な動きが後遺症を広げることが懸念される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)