<話題の焦点>=医療ツーリズム、国策で外国人旅行者誘致

 政府は、安倍晋三首相の訪問に伴い、UAE(アラブ首長国連邦)と医療分野の包括連携で合意。アブダビ側の負担で、日本にがん患者などを受け入れる「医療ツーリズム」が柱。日本は今年12月をメドに患者の受け入れを目指す。これに限らず日本では、医療水準の高さを武器に、観光と医療サービスをセットにして外国人旅行者を誘致する医療ツーリズムを国策として後押ししている。

 関連銘柄としては、エイチ・アイ・エス<9603.T>が、「ハウステンボス」内の欧州風のホテルに宿泊し「アンチエイジングと未病」をテーマに自律神経の働きや免疫を高める温熱療法に、食事療法やヨガなどを組み合わせ体質改善や減量などを3泊4日、25万円程度で実施している。また、KNT―CTホールディングス<9726.T>は、独協医科大学と提携し、健診・検診を組み入れた商品を開発し、外国人旅行者の受け入れをスタートした。リゾートトラスト<4681.T>は、富裕層向けの検診を手掛ける傘下の東京ミッドタウンクリニックが医療ツーリズムを展開している。

 一方、ニチイ学館<9792.T>は、シンガポールに直営の診療所を開設することを決定。駐在する日本人や医療ツーリズムで訪れる外国人を主なターゲットに、総合診療などを行う方針で、今年7月の開業を予定している。セコム<9735.T>は、病院・老人ホーム事業などで海外展開を実施している。最先端の医療技術と多くの臨床経験を修得することで、国内外での医療ツーリズムを展開していく予定だ。

◆主な医療ツーリズム関連銘柄

銘柄(コード)     株価   PER

リゾートトラ<4681.T> 3070  19.1
HIS<9603.T>    4485  14.5
KNTCT<9726.T>   151  25.8
セコム<9735.T>    5520  18.2
ニチイ学館<9792.T>   953  14.8

※株価は22日終値、単位:円、倍

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)