<異次元相場ここからの行方> 松井証券・シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎氏

 これまで異次元緩和を背景に常識を超えた上げ足をみせてきた株式市場だったが、この2日間は異次元の値幅調整をみせた。先物に外資系などの売り仕掛けの形跡があり、これが想定を上回る下げを演出した。
 日経平均の25日移動平均線との上方カイ離はピーク時10%を超えたが、これを2日間で一気に埋めきった。目まぐるしい乱高下をみせたが、きょうの後場の下げでは、25日線を下ヒゲで瞬間下回ったところで、リバウンドに転じ、その点では相場のセオリーが機能し、上昇トレンドが維持された形となっている。
 当面は引き続きボラティリティの高い展開を余儀なくされそうだが、短期的にはきょうの下ヒゲで底が入った可能性もある。個別に目を向ければ、市場は違うがガンホーがストップ高となるなど、個人投資家資金の活力は失われていない。週明けは米国市場が休場のため、火曜日以降に米国の動向を睨みながら全体にも方向感が出てくるとみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)