来週の株式相場見通し=波乱展開も買い気継続、上昇波動復帰へ基礎固め

 来週(27~31日)の東京株式市場は、波乱展開の後遺症を引きずる展開が想定されるものの、外国人をはじめとした投資家の買い意欲は依然として高水準を維持することから、日経平均株価は上昇基調となりそうだ。想定レンジは1万3900円~1万5000円と判断している。
 今週は、23日に日経平均株価が前日比1143円安と、歴代11位で13年ぶりの下落幅を記録したのに続いて、24日も1日の変動幅が1025円と1000円を2日連続で上回る未曾有の乱高下相場を演じた。来週も、円相場や債券相場と連動しながらの投機筋の高速売買が継続することが予想され、価格形成が一方通行に傾きやすい点は否めない。しかし、アベノミクスの成長戦略を背景とした景気回復期待に大きな変化はなく、外国人投資家を中心とした日本株への買い意欲は継続するものとみられ、極端な円高進行などの事態が起きなければ、再び上昇波動に復帰する基礎固めの週となりそうだ。
 日程面では、4月の企業向けサービス価格(28日)、4月の商業販売統計、日・インド首脳会談(29日)、4月の鉱工業生産指数、4月の労働力調査・有効求人倍率、4月の全国消費者物価、4月の住宅着工戸数(31日)に注目。海外では、米・英株式市場休場(メモリアルデー・27日)、米3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、米5月の消費者信頼感指数(28日)、米4月の中古住宅販売仮契約(30日)、米4月の個人所得・個人支出(31日)が焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)