<話題の焦点>=人材派遣業界、「女性活用」「雇用回復」で注目

 株式市場で人材派遣業界が注目を集めている。この背景にあるのが、アベノミクスの成長戦略で「女性の人材活用」や「雇用柔軟化」が話題となったことだ。女性の雇用の場として活用される機会が多い人材派遣業界が、あらためて脚光を集めている。

 また、厚生労働省が発表した3月の有効求人倍率は0.86倍と2008年8月以来、4年7カ月ぶりの水準にある。有効求人倍率の上昇は、人材派遣会社の事業環境には追い風となる。

 さらに、就職支援や人材派遣の最大手、リクルートホールディングスがIPO(新規上場)を目指していることも、同業界に目を向けさせそうだ。

 関連銘柄では、テンプホールディングスの株価が急伸している。人材サービス大手の「インテリジェンス」を買収し業容拡大を進めていることも市場の評価を高めている。

 さらに、業界大手のパソナや携帯電話販売で実績のあるジェイコム、製造業請負や研究開発を受託するアウトソーシング、建設現場への技術者派遣の夢真ホールディングス、機械や半導体デザインなどでの技術者派遣を請け負うメイテックなど関心を集めそうだ。

◆主な人材派遣関連会社

UTHD<2146.OS>     製造業派遣・請負
nms<2162.OS>      製造派遣や請負など
パソナG<2168.T>     業界3位。業務請負も
テンプHD<2181.T>    業界大手。傘下に「テンプスタッフ」を持つ
夢真HD<2362.OS>     建設現場の技術者派遣主力
ヒューマン<2415.OS>    社会人教育や人材派遣
アウトソーシング<2427.T> 工場ラインへの人材派遣
ジェイコム<2462.T>    携帯電話販売中心に人材派遣
WDBHD<2475.T>    理学系研究などの人材派遣
フルキャスト<4848.T>   日雇い派遣など
メイテック<9744.T>    機械や電子分野の技術者派遣

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)