東京株式(大引け)=169円高、円安受けて朝安後切り返す

 28日の東京株式市場は引き続き値動きの激しい展開で、寄り付き大幅安で1万4000円を割り込んだものの、その後プラス圏に切り返した。後場は上げ幅を一段と広げたが、大引けにかけて手仕舞い売りに伸び悩んだ。
 大引けの日経平均株価は前日比169円高の1万4311円と反発した。東証1部の売買高概算は42億507万株、売買代金は3兆1762億円。値上がり銘柄数は893、値下がり銘柄数は737、変わらずは85銘柄。売買代金は14日連続で3兆円を上回っている。
 きょうの東京市場は前日の米国株市場が休場で手掛かり材料を欠く中、為替の動向に左右されやすい展開となった。朝方は1ドル=101円台攻防で、前日の日経平均先物の夜間取引に追随する形で安く始まったが、寄り後は前日終値を挟んで強弱観が対立、プラス圏とマイナス圏を往来する動きの激しい展開に。その後1ドル=102円台近辺へ急速に円安が進行したことで自動車など輸出主力株を中心に高水準の買いが入った。海外投資家の大口買いが観測されたほか、売り方の買い戻しが全体指数の押し上げに寄与している。 
 個別では、トヨタが商い高水準で大幅高に買われた。三菱自、富士重なども物色人気を博し、三井住友など大手銀行も高い。ソニー、NTTなども値を上げている。日ケミコン、日精工なども大きく上昇したほか、イーグルも値を飛ばした。半面、東電が大幅安。ニプロが反落したほか、三栄建築は値下がり率トップに売られた。乃村工、東亜道なども大きく値を下げている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)