上昇トレンド継続だが時間が必要

目先は調整でも、上昇トレンドは継続の可能性が高い
日経平均株価が1万5000円台を回復し、つい先週までは、いよいよ1万6000円台乗せの期待が高まっていました。しかし、5月23日に1000円を超す急落となり、一時は1万4000円を割り込む場面もあり、調整を余儀なくされています。

日経平均株価の今後の動向を、テクニカル分析の視点から考えてみましょう。

日経平均株価は2012年に底を打ち上昇トレンドに転換しました。株価は現在、25日移動平均線を下回る状況にあり、目先は調整局面に入ったと考えることができます。

日経平均株価は5月23日まで、およそ5カ月も上昇を続けてきました。短期的な値動きで考えると、調整らしい調整もなく、上昇し続けてきたことの方が不思議な状態と言えます。

なお、7月後半に選挙が行われることを考慮すると、日経平均株価はすでに今年の高値をつけた5月23日につけた可能性も考えられます。仮に再び上昇に転じたとしても、1万7500円前後が目標高値になるとの分析が可能です。

とは言え、日経平均株価は中長期的に3年サイクルが機能しており、時間的サイクルで考えるといまだ上昇トレンドしている状況と考えられ、今回の調整は上昇トレンドの中で必要な調整安との分析が可能です。

日経平均株価は過去十数年、ダマシをはさみながら上値抵抗線に戻される展開が続いています。今回は上値抵抗線を超える可能性が高いと分析していますが、そのためには相応の時間が必要と考えられます。中長期的には上昇トレンドが継続する可能性が高いですから、安値をコツコツ拾う戦略で接していきたいものです。