次なる方向性を探る“一休み”!?

投資家心理が改善-“円売り”と“ドル買い”
※ご注意:予想期間は5月30日と表示されていますが、本日(29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 投資家心理に改善が見られた昨日は、“円売り”と“ドル買い”が目立ちました。

 警戒された日経平均が上昇に転じ、この影響から欧州株式やNYダウも堅調に推移したからです。また昨日発表された米経済指標が好調だったことも、“QE(米量的緩和の早期縮小)”に対する思惑を再燃させて、3連休明けとなるロンドン勢・NY勢の“円売り・ドル買い”意欲を刺激しました。こうして下値を拡大していたドル円は102円半ばへと反発し、ユーロ円も132円台へと値を戻しています。
次なる方向性を探る“一休み”!?
 もっとも“底打ち・反発”と方向性が定まったわけではなく、依然として不安定な様相を示し続けています。このため本日も“日経平均の動向”、さらにその根底にある“本邦長期金利の動向”には、引き続き注意しておく必要があります。

 本稿執筆時(午前9時過ぎ)は日経平均がプラスで始まっており、長期金利も小康状態を保っています。このため為替市場は昨日の流れを継続すると考えるのが自然となり、24日安値(102.583円・Bid)を上回るとテクニカル的に円売り圧力がさらに増すことも想定されるところです。

 一方で102円半ばから後半に展開するドル売りオーダーは、徐々に厚みを増しつつあります。今週は月末最終週に当たり、本日はスポット取引の月内最終取引日(明日以降の応答日は6月)にも当たります。このため輸出筋のドル売りニーズが高まることや利益確定のドル売りニーズが一旦浮上することも想定しておなかなければなりません。最近はあまり欧州関連がテーマになっていませんが、本日は雇用統計・CPIという独経済指標も予定されていますので、一定の警戒を引いておく必要があります。

 101.80円から下にはズラっとドル買いオーダーが並んでいることもあり“急落する可能性はかなり低い”と見ますが、現時点では“上値を押さえられる可能性も高まって”います。不安定な様相を示す“日経平均”“本邦長期金利”の動向を注視しつつ、次なる方向性を探る“一休み”を想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.726(5/22高値)
上値4:103.452(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:103.000(大台)
上値2:102.897(ピボット1stレジスタンス)
 上値1:102.583(5/24高値)
前営業日終値:102.341
下値1:101.920(5/28の38.2%押し、大台)
下値2:101.742(5/28の50%押し、5/24~5/28の38.2%押し)
下値3:101.563(5/28の61.8%押し、5/24~5/28の50%押し)
下値4:101.367(5/24~5/28の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値5:100.986(5/28安値、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加