東京株式(前引け)=買い優勢でスタートも上値に重さ

 29日前引けの日経平均株価は前日比13円高の1万4325円と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は20億5580万株、売買代金は1兆5538億円。値上がり銘柄数は1316、対して値下がり銘柄数は300、変わらずは92銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて堅調で買い優勢で始まった。米国株市場ではNYダウが1週間ぶりに過去最高値を更新するなど再びリスクオンの流れが形成され、リスク許容度の高まった外国人の買いなどを背景に広範囲に値を上げた。為替市場でも1ドル=102円台半ばまで円安が進行、輸出株を中心に物色意欲を増幅させたが、その後、円がやや強含む展開となる中で上値が重くなり、前日終値を挟んでのもみ合いに転じている。決算期を控えた海外ヘッジファンドの利益確定売り圧力が上値押さえの要因となっているとの見方も出ている。
 個別ではケネディクスが急騰、NTTも買われた。トヨタがしっかり、三井住友、三菱UFJなど銀行株も堅調。アウトソーシング、新日本科学も大幅高となっている。東北電、九州電など電力株が値を飛ばした。半面、ファーストリテが大幅安、三井不、菱地所など大手不動産も冴えない。ファナックも売りに押された。シャープが値を下げ、サニックス、東天紅なども売られた。アインファーマシは大幅反落となり値下がり率トップ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)