<私の相場観>=ブーケ・ド・フルーレット・代表 馬渕 治好氏

 株式市場は値動きの荒い展開が続いており、目先の落ち着きどころは現時点では想定しづらいが、大勢トレンドでみれば、短期的調整はあっても年末に向け上値指向となることを予想している。年末の日経平均は1万6000円水準とする従来見通しを変えていない。

 足もとの長期金利は0.8~0.9%の水準で推移している。債券運用者にとっては緊張の連続であろうが、株式市場の見地からはこのレベルで推移している限り影響は極めて限定的といえる。

 また為替については、ここからの急激な円安は期待しにくい。1ドル=100円トビ台であればまだしも、さらに大きく円安へと居所を変えることには、国際間のムードを考慮しても政治的な圧力がかかる可能性は高い。

 業種的には自動車メーカーとその周辺企業に追い風が強いとみている。為替の一段の円安を見込まなくても、米国経済や東南アジアの景況感回復が事業機会の拡大につながっていく。また、成長戦略に即するテーマとして海外へのインフラ輸出も注目であり、総合重機やプラントなど重厚長大産業に活躍余地は大きく、株高に反映されそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)