東京株式(大引け)=14円高、円強含み引け際値を消す

 29日の東京株式市場は前日の欧米株高に加えて、為替の円安進行を受けて高く始まったが、その後は海外ファンド筋の売りなどで伸び悩んだ。
 大引けの日経平均株価は前日比14円高の1万4326円と小幅続伸となった。東証1部の売買高概算は39億1082万株、売買代金は3兆1269億円。値上がり銘柄数は1288、値下がり銘柄数は342、変わらずは82銘柄だった。ここ売買代金は減少傾向にあるが、きょうも3兆円の大台はキープしている。
 きょうの東京市場は前日の欧米株市場が総じて堅調だったことを受け買い優勢で始まった。米国株市場ではNYダウが1週間ぶりに過去最高値を更新するなど再びリスクオンの流れが形成、為替市場でも1ドル=102円台半ばまで円安が進行、輸出株を中心に物色意欲を盛り上げた。しかしその後、円がやや強含む展開となる中で上値が重くなり、輸出株などを中心に値を消す銘柄が相次いだ。海外ファンド筋などの売りが全体の上値を押さえた。大引け間際に手仕舞い売りが出て日経平均は急速に軟化したが、プラス圏はかろうじて確保している。
 個別では、東電が大幅高となったほか、九州電、北海電、関西電など電力株が軒並み急騰した。ケネディクスも急伸。ソフトバンク、NTTなども買われている。群栄化、丸栄は値幅制限いっぱいに買われ、コープケミも値を飛ばしている。半面、アインファーマシが急落、日精工、レーザーテクなども大幅安。朝高のトヨタ、マツダなど自動車株も軟調な動きとなっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)