<動意株・29日>(大引け)=重松製、日本アジアG、丸栄など

 重松製作所<7980.OS>=ストップ高。興研<7963.OS>も大幅高するなどマスク関連が高い。29日付の複数のメディアで、新型コロナウイルス「MERS」(マーズ・中東呼吸器症候群)の感染が拡大し、世界保健機関(WHO)が世界的な流行に警戒を強めていると伝えられたことから高機能マスクを展開する重松製や興研に買いが入ったようだ。「MERS」は2003年に、世界で700人以上の死者を出した「SARS」と同じコロナウイルスで、SARS流行時には日本国内にも影響が及んだことから、大きなテーマとなるとの思惑も働いている。

 日本アジアグループ<3751.T>=急伸。元来の値動きの良さに追随した短期筋の買いを呼び込んで切り返しが鮮明。日本の中小型株の上昇余地を指摘する資産運用大手ブラック・ロックの日本法人が4月末現在で5%超の大株主に浮上、その後も同社株を買い増す動きをみせている。同社はその後、9月末時点の株主を対象に1対10株の株式分割と、10月1日をもって1単元を100株とする単元株制度の採用を発表しており、これも株価の刺激材料に意識されている。

 丸栄<8245.T>=前日比ストップ(50円高)の168円まで買われ、5月24日につけた年初来高値140円を一気に更新した。売買高は、4219万株と大きく膨らんだ。特段の買い材料が出たわけではなく、市場では「特定資金の介入」(中堅証券)との見方が大勢的なものとなっている。前週から出来高に動意をみせるなど急騰の兆しが出ており、信用買い残が厚みを増している点も注目されていた経緯がある。市場全体が上値の重い展開継続となれば、個別材料株への人気が高まるとの指摘も挙がっている。

 アビックス<7836.OS>=5日ぶり急反騰でストップ高。同社は28日引け後に9月30日を基準日に1対100株の株式分割と、10月1日に1単元を100株とする単元株制度の採用を発表。また、8月1日付での減資も発表、資本金9億2137万円のうち4億4189万円減少させ、新たに4億7948万円の資本金となる。同社はLED映像表示装置の開発・販売を手掛けているが、14年3月期は最終利益が5900万円の見通しと前期比9割増える見込みで業績回復色が強まっている。

 森下仁丹<4524.T>=反発。独自の機能性食品素材「ザクロエキス」の機能性、「抗糖化作用」「抗アレルギー作用」に関する大学との共同研究成果について、24日から26日まで開催された「第67回日本栄養・食糧学会大会」で発表しており、地合いの好転と共に研究成果への評価が高まっている。

 ユーグレナ<2931.T>=ストップ高。28日引け後、大阪府立大学と共同で、ミドリムシ特有の成分「パラミロン」を使用したフィルムが傷の治癒に効果があることが分かったと発表。これを受けて、創傷治療剤として医療分野での活用が期待できるとの買いが入ったようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)