リプトンIMF筆頭副専務理事「円はいくぶん過小評価されている」

昨年は「現在の円相場は過大評価」
今日、国際通貨基金(IMF)のリプトン筆頭副専務理事が「円は昨年からの下落で、中長期的な経済のファンダメンタルズに沿った水準をやや下回っている」と述べました。

IMFは昨年6月に発表した日本経済に関する報告書で「現在の円相場は過大評価」としていました。その後昨年10月には、リプトン副専務理事が「円は中期的にみて、やや過大評価されている」と述べたほか、ラガルドIMF専務理事も「円はいく分過大評価されている」と述べていました。

ご存じのようにドル円相場は、昨年10月の80円近辺から25%以上も円安になっています。昨年のIMFの報告書や発言は、円売りの口実のひとつとされたものでもありますので、これ以上の円売りの理由がひとつ減ったという見方ができます。

ただし、IMF自身、過去と現在の日本のファンダメンタルズは変化している(過去よりも現在のほうがファンダメンタルズが弱くなっている)として、過去のレートとの比較が難しいかもしれない、としていますので、あまり大きな影響はないかもしれません。