「1ドル=100円」の攻防に注目も、下値は堅い…!?

上へ下へと揺れ動く-ドル円
※ご注意:予想期間は6月4日と表示されていますが、本日(3日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 先週末は“100円割れを窺う仕掛け”的な動きから“QE(米量的緩和)の早期縮小/停止”への思惑の再燃まで、様々な要因が上へ下へと揺れ動かしました。

 まず相関性の高い日経平均が急反発したこともあり、東京タイム序盤のドル円は上値を試しました。しかしながら利益確定売りに押されて日経平均が上値を削り始めると、再び円高圧力が優勢となっています。これに短期筋と見られる仕掛け的な動きが重なったことで、その後はNYタイム序盤にかけて100.215円・Bidへと下値を拡大させていきました。

 そして強い米経済指標を背景に“QE(米量的緩和)の早期縮小/停止”への思惑が再燃すると、NYタイム中盤には101円前半へと大きく買い戻されていきました。ところが利益確定と見られる動きで大引けにかけてNYダウが200ドル超の急落を見せると、101円台を維持することが出来ず、再び100円半ばへと押し戻されていきました。こうして“上へ下へ”と大きく揺れ動く連日の“往って来い”の乱高下のまま、先週の取引を終えています。
“微妙な値位置”の中、仕掛け的な動きは出てくるか…?
 こうした中で週明け・月替わりとなる本日ですが、引き続き、不安定な動きを続けている株式(特に日経平均)を睨みながらの神経質な展開が想定されるところです。そして現時点では発生していないものの、仮に“株安の連鎖”が発生するようなことがあると、100円の大台割れに向けた仕掛け的な動きが入ってこないとも限りません。
それでも下値は堅い…!?
 一方で、先週末安値(100.215円)付近から大台(100.00円)には分厚いドル買いオーダーが展開しており、一筋縄で割り込めるほど簡単な展開ではないというのは、想像するに難しくありません。特に5月終値(先週末NYクローズ)はわずかながらも月足・一目均衡表先行スパンの雲上限(100.473円)を上回って来ており、2007年8月に雲に潜り込んで以来となる“雲の上に実体線が顔を出した格好”を示現しています。このため想定する以上に下値が支えられる可能性は高く、先週末まで見られた利益確定売りも月替わりで急速に減退する可能性も考えられるところです。

 もちろん現在は“微妙な値位置”に展開しており、“一概にはいうことは出来ません”。それでも“さらなる別の円買い戻し要因”が発生するまでは、下値(100円の大台)は堅いと考えて、状況を眺めたいところです。何といっても今週は、イベント目白押しですから・・・?
ドル円 抵抗・支持ライン
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

上値5:101.981(日足・一目均衡表転換線、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:101.444(20日移動平均線)
上値3:101.276(5/31高値)
上値2:101.025(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:100.746(5/31の50%戻し)
前営業日終値:100.369
下値1:100.215(5/31安値、大台)
下値2:99.947(4/11高値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:99.751(4/16~5/22の50%押し)
下値4:99.559 (ピボット2ndサポート、4/30~5/22の61.8%押し)
下値5:99.007(50日移動平均線、大台)

14:21 ドル円 抵抗・支持ライン追加