<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 全体相場は、そろそろ下値メドの水準に接近しているのではないか。5月22日の年初来高値からの日経平均株価の下落幅のうち、指数への寄与率上位20位までの銘柄でほぼ半分を占めている。

 なかでも予想PERが30倍を超えていたファナック<6954.T>、TDK<6762.T>、東京エレクトロン<8035.T>といった銘柄の下落率が大幅となっている。

 昨年11月半ば以降続いた上昇トレンドがいったん調整に入ったと判断でき、短期間での急速な戻りは期待できそうもない。当面は下値固めの動きとなる。その後は、4月のSQ(特別清算)値1万3608円水準を下値とし、5月SQ値の1万4601円水準を上限としたボックス圏での推移が想定される。

 今後も日経平均株価への寄与率上位銘柄の動向を注視する必要がある。なかで注目したいのは、業績好調が見込める上に、PERも割安水準にある銘柄の代表格としてトヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>の自動車株。さらに、経営者の手腕、利益率の高さが魅力のソフトバンク<9984.T>も見逃せない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)