見方を誤った直後だが・・・、やっぱり“意外と下値は堅い”!?

日経平均大幅安プラス米経済指標の悪化-ドル売り・円買い戻し
※ご注意:予想期間は6月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 イベント目白押しという微妙なスケジュール感から「“別のさらなる円買い戻し要因”が発生するまで100円の大台は堅い」と考えていましたが、昨日はその“別のさらなる円買い戻し要因”が出た格好となります。日経平均が今年3番目の大幅安を記録したこともありますが、直接的な要因は米5月ISM製造業景況指数の悪化でした。

 事前の50台後半、下手すれば51付近への小幅改善を見込んでいた事前予想を完全に覆す2009年6月以来の49.0へと悪化したことで、ポジティブ・サプライズに備えて積み上がっていた短期筋のドル買いポジションが一気に巻き戻されたからです。その巻き戻しの過程で100円の大台を割り込んだドル円は、1時間ほどで99円台を通過すると、先月9日以来の98.85円まで急落しました。
QEの早期縮小/停止観測の後退→NYダウ反発で持ち直し
 もっとも“QEの早期縮小/停止観測”の後退は、米株式には追い風となる要因です。NYダウなどは安値から100ドル超の反発を見せるにつれてドル円も99円半ばへと押し戻されているなど、底堅さも見せています。「日本政府が公的年金の運用方針を見直す」との報道が流れたこともこうした動きを後押ししています。
100円の大台ラインを巡る攻防
 このため一旦反発したドル円が“どこで下げ止まるか?”、そして“100円の大台ラインを巡る攻防”が本日のポイントとなってきそうです。

 “QEの早期縮小/停止観測”はリスク回避としてマーケットを不安定にさせていますが、昨日こそいくらか下げたものの、米長期金利は依然として上昇傾向を維持してるなど反応は限定的です。リスク回避時にはこれまで「リスク回避の円買い」と「金利差縮小のドル売り」が重なる相乗効果が“円買い・ドル売りを加速”させてきた経緯がありますが、今回は「むしろ拡大」している格好といえます。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.118(5/29~6/3の61.8%戻し)
上値4:100.725(6/3高値、5/29~6/3の50%戻し)
上値3:100.367(日足・一目均衡表基準線)
上値2:100.250(5/29~6/3の38.2%戻し)
上値1:100.000(大台)
前営業日終値:99.527
下値1:99.087(50日移動平均線、大台)
下値2:98.845(6/3安値)
下値3:98.646(5/9安値、ピボット1stサポート)
下値4:98.000(大台、5/3安値)
下値5:97.819(ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
15:01 ドル円 抵抗・支持ライン追加